【MLB】エンゼルスが逆転サヨナラで9月初勝利 グリチックが決めた 大谷翔平は4試合連続欠場

写真:グリチックのタイムリーでサヨナラ勝利したエンゼルス

9月7日(日本時間8日)に本拠地で行われたガーディアンズ戦、大谷翔平が4試合連続欠場となったエンゼルスは3-2で逆転サヨナラ勝利。

エンゼルス先発は今季初登板の左腕ジョナサン・ディアス、対するガーディアンズ先発は右腕カル・クアントリル。

リリーフ投手を小刻みに継投させるブルペンデーで挑んだエンゼルスは、1回裏の攻撃時、ネクストバッターズサークルにいた3番ルイス・レンヒーフォが素振りで腕を痛め打席に立つ前に負傷交代。代わりに出場することになったのは再びウェーバーにかけられ放出候補となっているランドール・グリチック。グリチックは安打で出塁したが得点にはつながらない。

4回表にはこの日メジャー初登板となった三番手デイビス・ダニエルがいきなり無死二、三塁のピンチを招くが三者凡退で無失点に抑えきる。ダニエルは6回表にも二死二、三塁のピンチを作ったがここも無失点で切り抜け、初登板を3回無失点で飾った。

7回表、4番手のアーロン・ループがガーディアンズ打線につかまる。一死一、二塁のピンチを招くとジョー・ネイラーに先制タイムリーを許し、続くラモン・ローレアーノを内野ゴロに抑える間に2失点目。

2点ビハインドとなったエンゼルスは7回裏、ガーディアンズの二番手として登板した元エンゼルスのマット・ムーアを攻め立てる。ブレット・フィリップスのタイムリーで1点を返すと、なおも二死一、三塁のチャンスを作る。しかしここで三番手として登板のエニエル・デロスサントスにブランドン・ドルーリーが打ち取られ同点はならず。

しかしドラマは9回に待っていた。エンゼルスは1点ビハインドの9回裏、今季38セーブを挙げているエマニュエル・クラセ相手に一死、一三塁のチャンスを作ると、先日デビューしたばかりのカイレン・パリスがキャリア初のタイムリーを放ち同点に。さらに二死満塁からグリチックがサヨナラ打を放ち9月初めての勝利を手にした。

エンゼルスはこの試合直前に若手外野手ミッキー・モニアックが背中の痛みで欠場。さらに試合が始まってすぐにチームで最も好調だったレンヒーフォを怪我で交代させることになった。苦しいチーム状況に加え故障者続出で状況が悪化しているエンゼルスはこの逆転勝利を機に立ち直ることができるのだろうか。

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