調査員証を紛失、悪用の恐れ 和歌山県の住宅・土地統計調査、注意呼びかけ

和歌山県庁

 和歌山県は8日、海南市で「住宅・土地統計調査」に従事する調査員が「調査員証」を紛失したと発表した。統計調査を装った「かたり調査」に悪用される恐れがあるとし、注意を呼びかけている。

 調査員は県から委嘱されている。調査員が調査票を首にかけて調査区を巡回し、帰宅後に紛失に気付いた。海南署に遺失物届けを提出済み。

 調査員証は縦7センチ5ミリ、横10センチ5ミリで、調査員の氏名や顔写真、任命期間、「和歌山県知事岸本周平」の記載や公印がある。調査区の記載はない。

 県は紛失した調査員証「第193号」は無効とした。不審な調査活動に気付いた際は、県調査統計課(073.441.2391)か市町村に連絡するよう呼びかけている。

© 株式会社紀伊民報