「心が折れかけた…」 櫻井心那は出だし2連続ボギーからカムバックして予選通過圏内へ

2日目は「71」。地元ギャラリーの声援も力にした(撮影/中野義昌)

◇国内女子メジャー◇日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 2日目(8日)◇パサージュ琴海アイランドGC(長崎)◇6755yd(パー72)◇晴れ

「心が折れかけました…」。通算3オーバー73位からの巻き返しに挑んだ2日目、午前組を回った櫻井心那は出だし10、11番の連続ボギーでいきなりつまずいた。それでも、海越えの12番(パー3)をパーでしのぎ、「頑張ろう」と気持ちを立て直した。

「カットラインを気にしてやっていた」という前半をパープレー「36」で耐えると、ハーフターン直後の1番(パー5)で5m、2番では3mを沈めて連続バーディを奪った。「あとはバーディを獲るだけ、と思いながらやっていた」と攻めのマインドに切り替えた。

最終9番でバーディを奪い、ホールアウト時点のカットライン圏内に滑り込んだ(撮影/中野義昌)

最終9番(パー5)は、その時点で予選通過に1打及ばぬ通算3オーバー。223ydの2打目で3Uを握り、グリーン奥にオーバー。18ydのアプローチを2.5mに寄せた。「緊張はしなかったけど、あしたに向けてしっかり決めたいパットだった」というバーディパットを決めると、グリーンを取り囲むギャラリーから大歓声が上がった。

初日に続いてグリーンに悩まされた一日ではあったが、「思ったように打てたので、私は悪くない。(入らないのは)仕方ないです」とポジティブにとらえている。

バーディラッシュの週末にしたい(撮影/中野義昌)

6バーディ、4ボギー「71」で回り、ホールアウト時点ではカットライン上の通算2オーバー。週末の決勝ラウンドに進めれば「バーディをたくさん獲ります」と宣言。長崎出身プロとして臨む長崎開催の国内メジャー。大勢の地元ファンを沸かせる36ホールにする。(長崎市/内山孝志朗)

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