指導者が怒ってはいけないミニバス大会「ファンジャンプ!バスケットボールカイエントカップ2023」が参加チーム9/20(水)まで大募集中

昨年12月に初開催され、指導者が怒ってはいけないミニバス大会として注目を浴びた「ファンジャンプ!バスケットボールカイエントカップの第2回大会が、12月9・10日の両日千葉ポートアリーナで開催される。現在大会公式ホームページで、男女24チームずつの参加チームを募集中だ。

カイエント株式会社が主催するこの大会には、今年4度目の天皇杯獲得に成功しBリーグ2022-23シーズンでもチャンピオンシップ・ファイナルに進出した千葉ジェッツが特別協力として名を連ねている。正式名称の「ファンジャンプ!バスケットボール カイエントカップ 2023」に添えられた「〜子どもの可能性を広げる日本一夢のある小学生バスケットボール大会〜」というサブタイトルからもわかる通り、大人の見方で言うことを聞かせるような指導手法や子どもたちに対する暴言・横暴な態度にノーを突き付け、子どもたちの自主性を引き出そうというアプローチ。そのため、選手全員に均一のプレータイムを与えることや、監督・コーチが怒ったりタイムアウトやインターバル以外で指示出しすることを禁じるなど、特別ルールを設けている。

大会の特色を強く打ち出すこの特別ルールは、昨年の前回大会からもちろん採用されていた。しかし今年は、監督がベンチから褒める声がけをOKとし、複数選手が得点を決めた際のボーナスポイントを大きくするなど、さらなる改善を目指した工夫を盛り込んでいる。「意図としては、今回のワールドカップ日本代表のように1人の選手に頼らず全員の力を発揮できるチームが勝ちやすいようなルールとしています」と語るのは、今大会を主催するカイエント株式会社の代表取締役を務める足達 伊智郎。子どもたちの健全育成とバスケットボール活動の支援に積極的なジェッツだけに、特別協力という立場で支援するだけにとどまらず、大会のクォリティーの向上に向けた積極的なかかわり方をしていることも伝わってくる。

昨年の大会で優勝した女子の多摩フェアリーズと男子の東川口ミニバスケットボールクラブ(写真/©CHIBAJETS FUNABASHI / PHOTO : Atsushi Sasaki)

大会参加チームは、出場選手全員が参加賞をゲット。また、優勝・準優勝チームは、千葉ジェッツ公式戦観戦に招待の上、観戦当日の試合前に千葉ジェッツアカデミーのバスケクリニックなどが受講できる豪華な特典付き(2024年1月〜3月のホームゲームで実施)。優勝チームはさらに、試合終了後に選手との記念撮影も予定されているという。

大会参加チームの募集は9月20日(水)までで、参加費無料(移動費は各チーム負担)で全国からの参加を受付中だ(詳細は下記大会概要参照)。コロナ禍が明けてから初めての大会は、昨年以上に盛り上がるに違いない。

©CHIBAJETS FUNABASHI / PHOTO : Atsushi Sasaki

©CHIBAJETS FUNABASHI / PHOTO : Atsushi Sasaki

☆「ファンジャンプ!バスケットボール カイエントカップ 2023」大会概要(抜粋)

詳細は公式サイトでご確認ください(参加申し込みも公式サイト内の応募フォームから)

正式名称:
ファンジャンプ!バスケットボール カイエントカップ 2023
〜子どもの可能性を広げる日本一夢のある小学生バスケットボール大会〜

大会の目的:
■ 子どもの成長を後押ししたい
■ チーム競技(ワンチーム)の良さを知ってもらう
■ 子どもの主体性・自主性を伸ばしたい

特別ルール:
■ メンバー全員の均一プレータイム(補欠なし)
■ 全員得点で加算ルール(チームスポーツの醍醐味。チーム全員の力で逆転を!)
■ 監督は怒らない / ベンチから大声で指示しない(子どもの主体性を伸ばすため)
大会特別ルール詳細

開催日程: 女子=12月9日(土)/男子=12月10日(日) ※いずれも9:00-17:00
募集件数: 男女24チームずつ(計48チーム) ※応募多数の場合は抽選(当選チームへの連絡は9月末から10月初旬予定)
募集期間: 8月21日(月)〜9月20日(水)
参加費: 無料
主催: カイエント株式会社
特別協力: 株式会社千葉ジェッツふなばし、千葉ジェッツ
開催会場: 千葉ポートアリーナ(千葉県千葉市)

応募資格:
■ 1チーム10名以上15名まで(小学5・6年生が対象。人数が足りない場合のみ4年生の参加も可)※前半後半制の1試合に出場できるのは10名まで。前半後半は5名必ず入れ替え。10名以上のチームは試合ごとにメンバーを均等に出場させること。
■ チーム結成から1年以上経過したチーム(2023年8月1日時点)

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