千葉県内河川で氾濫 学校や家屋にも被害

千葉県内河川で氾濫 学校や家屋にも被害

 千葉県のまとめによりますと、県内ではすでに氾濫している河川が複数確認されているほか、住宅の浸水被害も確認されています。

 県によりますと、県内の河川のうち、午後5時の時点ですでに氾濫が確認されたのは、一宮川とその水系の阿久川、豊田川のほか、養老川と三原川、村田川とその水系の瀬又川の7つの河川です。

 このほか、作田川や小櫃川、高崎川、夷隅川では、氾濫危険水位に到達していることが分かっています。

 一方、千葉県教委などによりますと、県内の公立学校1348校のうち、878校で休校や始業時間を遅らせるなどの対応を取りました。

 建物の被害としては、県立茂原高校で、1階の廊下と教室が、鴨川市立安房東中学校では体育館で浸水被害が出ています。

 一方、住宅でも千葉市や南房総市、一宮町などで、床上浸水が8棟、床下浸水が17棟、確認されています。

 これ以外の被害も出ている可能性があり、県が確認を進めています。

 県は午後4時ごろ、2回目の災害対策本部会議を開き、熊谷知事は職員に対し、県民への適切な情報提供や夜間でも緊急事態に即応できる体制を維持、確保するよう指示しました。

千葉県 熊谷俊人 知事
「複数の河川の越水や家屋の浸水などの被害が確認されている。この大雨が今夜からあすの未明にかけて続く見込み、引き続き警戒する必要がある」

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