トヨタ自動車の子会社トヨタ車体の社長に4月就任した松尾勝博氏(59)は8日、共同通信などの取材に応じた。電気自動車(EV)や燃料電池車(FCV)などの開発戦略が議論される中で、同社が手がける商用などのバンの電動化に関し、乗用車とはニーズが異なるとした上で、顧客のニーズに応えるため、検討を進めていると明らかにした。
電動化への対応として、今年7月に専門の部署を設置。松尾氏は「使い勝手や機能などと両立させるのが大事」と強調。「(商用車は)社会を支える大事なインフラとして、ニーズに合った車を届けて役に立っていきたい」と述べた。