藤井聡太七冠 トークショーで会場は大盛況 おやつ候補のスイーツにも注目 6日 静岡・牧之原市

将棋の王位戦第6局が開催される予定地だった静岡・牧之原市で、藤井聡太七冠によるトークショーが開催されました。会場にはおやつの候補に選ばれていた“幻のスイーツ”も。

王位戦で第6局を待たずに四勝し、タイトル獲得を決めた藤井七冠。9月6日、トークショーが開催された会場には、藤井七冠を一目見ようと、約300人の将棋ファンが来場しました。王位戦の振り返りで盛り上がった後、質問コーナーが始まると、対局ではみられない藤井七冠の素朴な一面も…。

(藤井聡太七冠)

Q:どんな方法でリラックスしていますか?

「まずは寝ることです、1日7時間~8時間、眠れたらいいかなと思っているけれど、家だと二度寝してしまうことがあり結果的に10時間とか寝ている」

さらに小学生から寄せられた質問では…。

(藤井聡太七冠)

Q:自分を駒に例えるならな何か?

「それは難しいですね。何でしょう」

この難問に対局さながらの長考、答えはでませんでした。詰めかけたファンも大満足だったようで…。

(来場者)

Q:印象に残った話は?

「日常生活、普段は知ることのできない」「身近に感じました」「本当に将棋界の大谷翔平選手みたいな人、お会いできて本当に良かった」

このトークショーの会場で、もう一つ、来場者が楽しみにしていたのがスイーツコーナー。第6局のおやつの候補に選ばれていた、いわば”幻のスイーツ”が5店舗が集結したのです。中には、この日のトークショーの前に、藤井七冠が食べたというケーキも!

(いたくら農園)

「(市から)ケーキとジュレのセットを届けるように言われて準備した、地元のミカンとお茶と米粉で作られたケーキ、それを食べていただけたことで、牧之原を知ってもらうなどアピールにつながったかな」

一方、こちらは牧之原市が藤井七冠にお土産として渡したお菓子「田沼意次の城ランタン」です。

(来場者)

「お城の形をしている、これはウサギって言っていた、おいしそうですよね」

来場者にとっては、まさに大満足のトークショーだったようです。

一方、静波海岸にうつる夕日をイメージしたおやつ、「静波 夕日のコルネ」を用意していたこちらの和洋菓子店では、対局はなかったものの、勝負メシプロジェクトに熱気を感じたと話します。

(扇子家 高橋克壽 代表)

「ぜひ食べていただきたかったが(王位戦のおやつの)土俵に乗れたことは自分なりに納得している」「(勝負メシが)ひとつの核として起爆剤になればいい」

関係者は、また来年も牧之原市で王位戦の対局が行われることを期待したいと話しています。

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