
日本、中国、韓国3カ国は、外務省高級事務レベル協議を9月中にソウルで開催する方向で検討に入った。25日を軸に調整を進める。複数の外交筋が8日、明らかにした。中国は東京電力福島第1原発の処理水放出に反発しているが、3カ国の枠組みによるハイレベル対話を継続する重要性では一致しているとみられる。高官協議を実現させ、日中韓首脳会談の年内開催につなげられるかどうかが焦点だ。
高級事務レベル協議は、日本から船越健裕外務審議官が出席する見通し。日中韓対話は事務レベル協議から外相会談、首脳会談と段階を踏むのが通例で、高官協議は首脳会談に向けた準備会合の意味合いがある。