金田元法相が衆院選不出馬 自民、体力低下理由に

次期衆院選への不出馬を表明した金田勝年元法相=8日午後、秋田県能代市

 自民党の金田勝年元法相(73)=衆院比例東北=は8日、秋田県能代市で記者会見し、次期衆院選には立候補しないと表明した。体力の低下を理由に「満足いく形の政治活動ができなくなった」と述べた。

 選挙区だった衆院秋田2区の後継候補については「一切決まっていない。県連でよく相談をして選ばれるのではないか」と語った。

 旧大蔵省出身。1995年の参院選で初当選し、2009年に衆院へくら替えして5期目。

 安倍政権で法相だった17年には、「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ改正組織犯罪処罰法を巡る国会答弁が不安定だと野党から猛批判された。

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