共催経費は200億円程度 愛知・名古屋のアジアパラ大会

2026年夏季アジア大会の組織委会長の大村秀章愛知県知事=6月

 26年に愛知県と名古屋市で共催するアジアパラ大会の経費について、大会組織委員会は8日の理事会で200億~230億円と報告した。当初は150億円としていた。組織委会長の大村秀章愛知県知事は「行政負担をできるだけ少なくしたい」と述べ、民間の協賛金確保などに努めるほか、確約されていない国の負担も引き続き求める考えを示した。

 物価高などにより、16年の見積もりで850億円と公表しているアジア大会は大幅な増大が見込まれている。

 未定だった競技会場も承認し、組織委が提案して採用された野球・ソフトボールは岡崎市民球場などで、空手は豊橋市総合体育館で実施する。

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