広島県の湯崎知事は、広島市内の既存の医療機関を統合して新たな病院を建設する基本計画を公表。従来「3」としていた統合する病院を「4施設」とし、41の外来診療科を設けるとしました。
■湯崎知事
「県民の皆さまが、全国トップレベルの医療を受け続けることをできるようにする」
基本計画によると「県立広島病院」と「JR広島病院」「中電病院」の
3つの病院に加え「広島がん高精度放射線治療センター」を統合します。
さらに、広島市やその周辺の病院から、一部機能を集約することを今後検討するとしています。整備予定地は広島市東区二葉の里で、現在「JR広島病院」や駐車場がある場所に地上16階・地下1階の新病院を建設します。現在の「広島がん高精度放射線治療センター」とは、渡り廊下で繋ぐ計画です。
県が示した、新病院のイメージ画像です。
新病院には、総合診療科や感染症科など、あわせて41の外来診療科を設けます。さらに「小児救命救急センター」を設置します。
■湯崎知事
「質量ともに、広島の医療が将来にわたって、県民の皆様がどこに住んでいても必要な医療を安心して受けることができる体制をつくっていきたい」
総事業費は約1300億円から1400億円を見込みます。
2026年度に着工し、2030年度の竣工・開院を目指します。
(2023年9月8日放送)