ウクライナ南部原発周辺で攻撃増 IAEAが脅威再警告

ロシア軍のミサイル攻撃を受けた現場=8日、ウクライナ南部クリブイリフ(ウクライナ非常事態庁提供・ロイター=共同)

 【キーウ共同】国際原子力機関(IAEA)の専門家は過去1週間、欧州最大のウクライナ南部ザポロジエ原発周辺で攻撃が増加しており「核の安全への潜在的な脅威」が増したと改めて警告した。米CNNテレビが8日、報じた。

 IAEAのグロッシ事務局長の声明によると、専門家は「過去1週間にわたり、多数の爆発音を聞いた」と指摘した。

 ウクライナ軍参謀本部は8日、南部ザポロジエ州ロボティネ南方への前進に成功したと発表した。ウクライナメディアによると、8日朝の南部クリブイリフの政府関連庁舎に対するロシアによる攻撃で1人が死亡、負傷者は70人超に達した。

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