<知っとるね>あおぞら乗馬クラブ(みやき町) 馬と触れ合い、心身豊かに

馬との触れ合いを楽しむ松尾臥玖さん

 緑に囲まれたみやき町の「あおぞら乗馬クラブ」は、乗馬技術の向上と、馬との触れ合いを通して心身共に豊かに成長することを目的に、久留米市でクリニックを営む三浦一秀さん(62)が開業しました。

 馬は感性が鋭く、それぞれに個性があり、気持ちも毎日変化するといいます。乗馬は馬に対して思いやりの心を持ち、馬の気持ちを理解し、信頼関係を築くことから始まり、信頼が深まれば馬が応えてくれます。

 「馬の感情を読み取ることで心身共に成長し、集中力も高まる」ことに着目し、同クラブが身体の向上と情操教育の一環として力を注いでいるのが小中高生を対象にした「スポーツ少年団」です。乗馬のスキルアップを目指す松尾臥玖がくさん(16)は、馬との出合いがきっかけで獣医師を目指すようになりました。会員たちは、12頭の馬との触れ合いを楽しんでいます。(地域リポーター・橋本美雪=みやき町)

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