いよいよ今季1軍初昇格か?2戦連続マルチHでここ4戦打率.429!1軍で躍動する森下翔太に負けられない阪神外野スタメン奪取狙う阪神2軍に潜む佐藤輝明級の逸材とは!?

豊田寛が2試合連続マルチヒットでここ4戦打率.429

9月7日、由宇球場で行われたウエスタン・リーグの広島カープ戦に、「1番・中堅」で先発出場した豊田寛は、5打数2安打。2試合連続マルチヒットで、今シーズン10度目のマルチヒットを記録し、ここ4戦打率.429と打撃好調で、1軍昇格へアピールした。

初回、先頭打者で打席に立った豊田寛は、広島カープ先発の戸根千明の6球目ストレートをライトへ運び、出塁。しかし、続く山本泰寛がライトフライ、野口恭佑はセンターフライ、井上広大は空振り三振に打ち取られ、得点は奪えなかった。

さらに3回、ノーアウト1塁の場面で打席に立つと、豊田寛は再び戸根千明の3球目ツーシームをセンターへ弾き返し、ランエンドヒットを成功させ、ノーアウト2、3塁のチャンスを演出。しかし、山本泰寛は空振り三振、野口恭佑はライトフライ、井上広大は見逃し三振に倒れ、決定機で得点を奪えなかった。

豊田寛は2022年シーズン、即戦力として期待されながら、入団前にふくらはぎ痛を発症。またオープン戦では1軍昇格濃厚とされながら、コロナ陽性による離脱と、ツキに見放されていた。結果、出場5試合に留まり、9打席ノーヒットに終わった。

今シーズンは、ここまで2軍生活を続けているが、7月9日に三条パール金属スタジアムで行われたファーム交流戦の西武ライオンズ戦で、今シーズン第1号ホームランとなるソロホームランを放ち、7月12日に鳴尾浜球場で行われたウエスタン・リーグの中日ドラゴンズ戦では、4打数4安打3盗塁。今シーズン初の4安打固め打ちを披露した。8月25日のソフトバンクホークス戦で23試合ぶりのホームランを放ち、打撃の状態が上向き始めていた。

1軍では、中学時に在籍した戸塚リトルシニアと東海大相模高の後輩であるドラ1ルーキー森下翔太がここぞの場面で結果を残し、近本光司、ノイジーと共に1軍外野スタメンに固まりつつある。

その牙城を崩すべく豊田寛が1軍昇格を果たし、1軍外野スタメンの座を脅かす活躍を披露し、より強固な阪神打線を作り出してもらいたい。

今シーズンを逆襲の2年目にしたい豊田寛が、阪神タイガース打線の起爆剤として、外野ポジションを奪うべく1軍昇格へ打撃の調子を上げている。

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