100歳以上過去最多　長崎県内、最高齢は109歳女性　高齢化率は全国9番目

　老人福祉法で定めた「老人の日」（15日）を前に、長崎県は8日、県内の長寿者の状況（1日時点）を発表した。本年度中に100歳以上となる人は前年同期比111人増の1988人（男187、女1801）で、過去最高を更新した。
　県内最高齢の女性は109歳の八木カ子（ね）コさん（南島原市）、男性の最高齢は108歳（長崎市、氏名非公表）だった。最高齢夫婦は南島原市の田口㝵さん（102歳7カ月）、利子さん（100歳8カ月）で、年齢を足すと203歳。年齢はいずれも15日現在。
　人口に占める65歳以上の割合を示す高齢化率（1月1日現在）は本県33.61％（全国平均28.62％）で、全国で9番目に高かった。
　市町別で最も高いのは北松小値賀町（52.03％）で、新上五島町（43.58％）、五島市（41.51％）、平戸市（41.51％）、南島原市（41.08％）－と続いた。最も低いのは大村市（25.59％）で、西彼時津町（26.87％）、西彼長与町（28.13％）、北松佐々町（28.31％）、諫早市（30.87％）など。国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、本県の高齢化率は2045年に40.6％となる見込み。