ドレイク&ザ・ウィークエンドAI生成曲、レディー・ガガ米ラスベガス常設公演、テイラー最近お気に入りの曲:今週の洋楽まとめニュース

今週の洋楽まとめニュースはドレイク&ザ・ウィークエンドに関する話題から。

今年初め、ドレイクとザ・ウィークエンドを模倣したAI(人工知能)生成トラック「Heart on My Sleeve」を、ゴーストライターと名乗る匿名アーティストが発表し賛否両論を巻き起こしたが、この楽曲が来年の【グラミー賞】選考に応募されたことを、この謎の人物の代理人が最近の米ニューヨーク・タイムズのインタビューで明かした。

<最優秀ラップ楽曲賞>と<最優秀楽曲賞>の選考に提出された「Heart on My Sleeve」は、レコードにAIテクノロジーが使用されているにもかかわらず受賞資格があるとレコーディング・アカデミーのハーヴェイ・メイソン・ジュニアCEOはニューヨーク・タイムズに語った。「クリエイティブな面に関しては、人間によって書かれたものであるため、完全に受賞資格がある」と彼は指摘している。

ドレイク&ザ・ウィークエンドのボーカルを模倣したAI生成曲が【グラミー賞】選考に提出される

2011年にリリースされたレディー・ガガの「ボーン・ディス・ウェイ」は、米国の政治家たちがLGBTQコミュニティの権利を何度も脅かす2023年の今でも現役で意味を帯びている。現地時間2023年8月31日に開催された米ラスベガス常設公演の最新日程の初日に彼女は、この大ヒット曲をトランスジェンダーの権利に捧げることで、自身がトランスジェンダーのファンに寄り添っていることを改めて強調した。

レディー・ガガ、米ラスベガス常設公演で「ボーン・ディス・ウェイ」をトランスジェンダーの権利に捧げる

現地時間2023年9月4日の午後、テイラー・スウィフトが最近のお気に入りの曲をシェアした。

グリフのニュー・シングル「Vertigo」のリンクを自身のインスタグラム・ストーリーに投稿したテイラーは、「すごいよグリフ、この曲が大好き」と感想を述べ、2億7,100万人のフォロワーに曲を聴くように促した。

テイラー・スウィフト、最近お気に入りの曲を明かす

さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、ザック・ブライアンの「アイ・リメンバー・エヴリシング feat. ケイシー・マスグレイヴス」が1位に初登場。ザック・ブライアンは、日本の沖縄で生まれてアメリカのオクラホマ州で育った現在27歳(1996年生まれ)のカントリー・シンガー。今年の5月に米テキサス州で開催された【アカデミー・オブ・カントリー・ミュージック・アワード】では<最優秀新人男性ヴォーカリスト>を受賞するなど、高い人気を獲得して急成長を遂げている。

1位に初登場した 「アイ・リメンバー・エヴリシング」に続き、今週は2位もカントリー・シンガーのルーク・コムズによる「ファスト・カー」が8週連続で同位をキープ。そして、先週5位にTOP10入りしたドージャ・キャットの新曲「ペイント・ザ・タウン・レッド」は、今週3位に上昇して最高位を更新した。

【米ビルボード・ソング・チャート】ザック・ブライアン&ケイシー・マスグレイヴス初登場1位、マイリー新曲9位デビュー

アルバム・チャートでも、ザック・ブライアンの新作『ザック・ブライアン』が1位に初登場。セルフ・タイトルを冠した本作『ザック・ブライアン』は、昨年5月に発表した前作『アメリカン・ハートブレイク』(メジャー・デビュー作品)から約1年ぶり、4枚目のスタジオ・アルバムで、同チャートでは2022年6月4日付で最高5位を記録した『アメリカン・ハートブレイク』に続く2作目のTOP10入り、そして自身初の首位を獲得した。

【米ビルボード・アルバム・チャート】ザック・ブライアン自身初の1位、シザTOP5返り咲き

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