新上五島に秋の使者 新上五島町で「アゴ漁」始まる

アゴを箱詰めする漁業関係者=新上五島町、有川町漁協

 秋の使者アゴ(トビウオ)漁が新上五島町で始まった。北東の風が吹くと玄界灘から南下。有川湾に入る群れを1船団2隻の船で網に追い込んで取る。アゴは焼いて「アゴだし」に使ったり、塩干しなどに加工され、町内外で人気が高い。
 同町有川郷、有川町漁協(浜崎永吉組合長)によると、4日ごろから取れ始めた。8日は2船団が出漁。1箱約15キロで225箱の漁獲があり、1箱約3700円で取引された。昨年同時期と比べて500円前後高値。順調なすべり出しで、今後の漁獲量に期待がかかる。今年は、10月初旬ごろまでが漁期とみている。

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