待望のみこし運行に風流山車 花巻まつり4年ぶり完全復活

4年ぶりにみこしを担ぎ、おまつり広場に向かう翔龍会のメンバー

 伝統の花巻まつり(実行委主催)が8日、完全復活した。新型コロナウイルス禍の中止や規模縮小を経て通常開催となり、みこし運行は4年ぶり。10日までの3日間、きらびやかな風流山車や熱気あふれるみこしがまちを彩り、花巻市民らの笑顔であふれている。

 みこし運行は幼児から一般まで78団体、88基が参加。1964年度生まれの同級生が中心の翔龍会は「わっしょい、わっしょい」と威勢のいいかけ声で、主会場のおまつり広場(花巻市上町)に向けてみこしを担いだ。

 おまつり広場では神楽など郷土芸能も披露。4年ぶりに解禁された露店も軒を連ね、訪れる人を喜ばせた。9日は鹿踊り演舞や子どもみこしパレード、最終日は午後7時半から大手締めが行われる。

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