今年92歳の巨匠・山田洋次監督の溢れるアイディアに爆笑&翻弄される『こんにちは、母さん』貴重な舞台裏映像

©2023「こんにちは、母さん」製作委員会

山田洋次監督の最新作『こんにちは、母さん』が、9月1日(金)より公開を迎え、現在大ヒット上映中。このたび、山田監督から飛び出すアイディアの数々に爆笑&翻弄される(!?)キャスト陣の姿を収めた貴重なメイキング映像が解禁となった。

「母と息子」の新たな出発の物語

山田監督にとって90本目となる記念すべき本作の主演は、共に映画界を牽引し続けてきた吉永小百合。共演には、数々 の映画・ドラマに出演し、NHK大河ドラマでの好演が記憶に新しい大泉洋のほか、 永野芽郁、寺尾聰、宮藤官九郎、田中泯、YOU、枝元萌ら豪華俳優陣が集結した。『母べえ』『母と暮せば』に続く『母』3部作として、日本を代表する名女優・吉永小百合の集大成ともいえる作品が誕生した。

本作で描かれるのは、東京の下町でいまこの令和を生きる、“等身大の家族”の姿。大企業の人事部長として神経をすり減らす 毎日を送る神崎昭夫(大泉洋)。妻との離婚問題や家出した娘・舞(永野芽郁)との関係にも頭を悩ませる中、久しぶりに母・福 江(吉永小百合)が暮らす東京下町の実家を訪ねると、そこには艶やかなファッションに身を包み、イキイキと暮らす母の姿が…。おまけに母の恋愛事情まで耳にし、久々の実家にも居場所がなく戸惑う昭夫だったが、お節介が過ぎるほどに温かい下町の住民 や、これまでとは違う“母”と新たに出会い、次第に見失っていたことに気づかされていく。

大泉洋&現役力士・明生の“相撲稽古”も!?

映像冒頭で映し出されるのは、母が密かに想いを寄せる牧師・荻生(寺尾聰)と対面し、昭夫(大泉洋)が複雑な表 情を浮かべながら言葉を交わすシーンの撮影風景だ。真剣な様子で撮影に挑む吉永、大泉、寺尾らの姿が映し出される一方、映像内では山田組の和気藹々とした空気が伝わる撮影現場の様子も。

吉永の手を借り支えられながら歩く山田監督に、その様子を目撃し「私が肩をお貸ししてもいいんですよ!?大丈夫ですか?」と思わず声をかける大泉。しかしそんな大泉の提案を即座に断り、 「こちらの方が何十倍も(良い)」と茶目っ気たっぷりに答える監督の姿が。コントさながらの息ぴったりな二人の掛け合いに、吉永やスタッフ一同も爆笑する姿も収められている。

さらに撮影中、監督の溢れんばかりのアイディアが冴えわたる瞬間も。昭夫の同僚であり友人・木部役を演じた宮藤 官九郎。自身がリストラ候補に挙げられていることを知った木部が神崎家に殴り込みにくる撮影シーンでの出来事。台本では「お母さん、僕は会社をクビになるんです!」となっていたセリフが、急遽監督のアイディアで「僕は“クビを会社になる”んです!」へ変更に。予想外の展開に一瞬フリーズする宮藤だったが、即座に対応しようと監督から演出を受け ながらリハーサルを重ねていく。リハーサルから笑いを堪えきれない吉永や、思わず「私たち笑わないでやるんですからね〜!」とツッコミを入れるYOUの姿も映し出され、作品同様に笑いの絶えない、温かな空気が流れる撮影現場の様子が伝わる。

映像では、本作に出演した現役力士・明生(立浪部屋)の撮影シーンのメイキングも登場。撮影後、大泉が明生と相撲を取るも、その力の強さに思わず爆笑してしまう楽しげな様子も映し出されている。今年9月に92歳を迎えるが年齢を全く感じさせず、なおも素晴らしい発想力で映画を引っ張る巨匠・山田洋次監督の姿をはじめ、吉永や大泉ら豪華キャストたちの貴重な姿が凝縮されたメイキング映像に仕上がった。

『こんにちは、母さん』は大ヒット上映中

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