流しそうめん店廃業へ 石川、食中毒発生で

 石川県津幡町の飲食店「大滝観光流しそうめん」で8月に90人以上の食中毒患者が発生した問題で、同店を経営する大滝観光は9日までに、損害賠償を終了した時点で廃業するとホームページで明らかにした。

 ホームページは5日付で更新。現在、損害賠償の支払いを進めており、終えた時点で廃業すると報告した。その上で発症した人や関係者に「心より深くおわびするとともに、回復を祈念している」と謝罪している。

 県によると、1日時点で石川県内の他、富山県や長野県、福井県から訪れた93人が食中毒となり、他にも相談が寄せられていた。流しそうめんなどに利用する湧き水からカンピロバクターが検出され、県は食中毒の原因とみている。

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