宮崎市は9日、市内の宿泊施設からの昨年7月の報告で、浴場で基準値を超えるレジオネラ属菌が検出されていたのを見落とし、1年以上にわたり、必要な指導をしていなかったと発表した。現在のところ健康被害は確認されていないという。
市保健衛生課などによると、市内の宿泊施設「AOSHIMA SUIKOEN」は、2022年7月29日に水質検査の結果をFAXで提出。5~2倍の基準値を超えていたが、施設の担当者は提出時には気付いていなかったといい、保健所の担当者も見落とした。
市が今年8月28日に気付き、施設に浴場の使用停止を依頼して立ち入り調査を実施した。