態変40周年「私たちはアフリカからやってきた」上演

「態変」が40周年を迎える。人類発祥の地と一説にいわれるアフリカに挑む。

主催者からメッセージ
態変とアフリカ なぜ態変がアフリカを描くのか
2023年、態変は40周年を迎えました。
態変 40 年を語る時、ターニングポイントとなったのが、1992 年のケニヤ公演です。
創立 10 年を前に飛び込んできた初の海外公演が、あろうことかアフリカのケニヤ! 重度障碍者の海外渡航じたいが困難だった時代に、10 名の障碍者(車イス 6 台)と舞台スタッフ兼介護の 20 名がケニヤ3都市で、芸術性において妥協しない公演をやりきってきた、25 日間の大冒険でした。 生きて帰ること、それにもまして芸術をすることへの欲を出し切ること。これが、その時のキーワードであり、その後の態変の進む方向そのものとなりました。

新作『私たちはアフリカからやってきた』 (作・演出・芸術監督 金滿里)
そして今年、40周年を迎える態変が真正面からアフリカに挑みます。
今、毎日のニュースから、戦争の話題が消えることがありません。
覇権と欲得にまみれて人類全体を破滅に導きかねない政治のパワーゲームに最も翻弄されているのがアフリカ諸国かもしれません。しかしアフリカは、人間の持つ本質的な力という面で、強大な力を秘めているようです。
そういう力を我々自身が呼び覚ましていくことが、破滅に太刀打ちしていく術なのではないか。
態変が「戦争」を描く時、そこにこそ希望があるのではないかと思うのです。
物語は、二部構成で描かれる―
人類発祥の地と一説にいわれるアフリカから、偉大な旅が始まる第一部(グレートジャーニー)
そうやって出て行ったポジティブな旅の連中が、第二部(奴隷船)では、巨悪な資本主義の根源である奴隷制度の時代に帰ってくる。その時、旅にもまれた連中がかき回す世界は、どんなうねりを発するのか?

概要
態変40周年・第77回公演
私たちはアフリカからやってきた
日程・会場:2023年10月27日(金)〜10月29日(日) ABCホール
アフタートークあり。
作・演出・芸術監督:金滿里
音楽:内橋和久
出演:金滿里 小泉ゆうすけ 下村雅哉 渡辺綾乃 井尻和美 向井望 池田勇人 山﨑ゆき
舞台監督 大田和司
美術 吉田顕(Yoshida Studio)
照明 三浦あさ子
音響 勝藤珠子(月猫音市場)
映像 小西小多郎
メイク 倉橋かおり
宣伝美術 東學(188)
宣伝写真 山田徳春(500G)
助成 芸術文化振興基金
主催 態変

公式サイト:https://taihen40-africa.peatix.com

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