勝みなみは1打届かず3戦連続予選落ち 日本でホステス大会出場へ

ショットで手を放す場面も目立った(撮影/田辺安啓(JJ))

◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 2日目(8日)◇ケンウッドCC(オハイオ州)◇6515yd(パー72)

勝みなみが悔しい3戦連続の予選落ちを喫した。初日114位から巻き返し必須の2日目、同組でバーディ発進した渋野日向子に負けじと2ホール目の11番(パー3)から2連続バーディが先行した。

その11番では左奥から3mを沈めて笑みがこぼれたグリーン上だが、パット数を初日の33から26に減らしてもフラストレーションがたまる内容。前週の入らないイメージを引きずって打ち切れず、いきなり3連続ボギーをたたいた前日から改善はみられたものの、「今週に入って少しマシになったけど、入らないと意味がない。もうちょっと短いパットが入ればな、という感じ」と振り返る。

予選落ちだった前週のパッティングを今週も引きずった(撮影/田辺安啓(JJ))

この日は3バーディ、1ボギーの「70」。出遅れが響き、通算イーブンパーはカットラインに1打及ばなかった。1ストロークに泣いての予選落ちは4月「シェブロン選手権」、5月「コグニザント ファウンダーズカップ」、6月「みずほアメリカオープン」に続いて今季4度目だった。

「ショットが良くてもパットが悪くて、ショットが悪いとパターは良いみたいな。ハマらないことが多かった」。2日間トータルのフェアウェイキープ率は75%(21/28)と上々ながら、初日72.22%(13/18)だったパーオン率が50%(9/18)に落ち込んだ。「まだうまくいっていないことが多いので…。頑張ります」。不満がのぞくプレー内容に目線も下を向きがちになる。

2日目のパーオン率は50%にとどまった(撮影/田辺安啓(JJ))

7月「アムンディ エビアン選手権」から始まった7連戦を終え、いったん日本へ帰国。22日開幕の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」(宮城・利府GC)に出場する。「ショット、パットがかみ合ってくれればの話なので、今週のことは忘れて。日本の試合でいろいろと試して、いいものをアメリカに持ち帰れたら」。慣れ親しんだ母国の試合で、復調のきっかけを探る。(オハイオ州シンシナティ/石井操)

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