富士山で遭難者を救助 62歳男性が登山道で倒れて意識なくなる 他の登山客が心臓マッサージをしながら救助要請

9月9日午前10時15分ごろ、富士山御殿場口の七合五勺にある山小屋付近の登山道で男性の登山客が突然、前のめりに倒れるのを10メートルほど後ろにいた他の登山客が見つけ、警察に救助を要請しました。

警察によりますと、倒れたのは東京都から富士山を訪れていた無職の男性(62)で声を掛けても返答がなく、周辺にいた20代の登山客など数人が交代で心臓マッサージをしましたが意識は回復しなかったということです。男性は1人で登山をしていたとみられます。

富士山の富士宮口に常駐している静岡県警の山岳遭難救助隊の警察官2人が現場に駆けつけ、9日午後1時22分に男性を救助しました。男性を救急車に引き渡す時点まで、意識は戻りませんでした。

富士山周辺は天候が悪くヘリコプターでの救助はできなかったといことです。

富士山は9月10日が閉山日です。

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