ゆたぼん 中学初登校で信念さらに強く「子どもは学校に行く権利はあるけど義務はない」

少年革命家を名乗る不登校ユーチューバーのゆたぼん(14)が7日までに、自身のユーチューブチャンネルを更新。「【ご報告】学校に行ってきました」というタイトルで、新たな動画を投稿した。

ゆたぼんは小学3年生から不登校になり、23年2月からメタバース(仮想空間)を活用したオンラインスクール「みんなの学園」に通っている。これまで中学校には一度も通学していなかったが「俺はもう中3やから行ってみようかなって思って行ってきた」と義務教育ラストイヤーでの「不登校引退」を報告した。

初登校は、4時間目からだったというゆたぼん。生徒からの人気っぷりをうれしそうに振り返った。「休み時間に別のクラスから俺のことを見に来たりしていて、廊下がズラーっといっぱいになっとった。めっちゃ見に来とったわ!」とあごに手を当てながら〝ドヤ顔〟を見せた。

登校翌日は、沖縄の平和資料館に向かった。平和学習を終えた帰りのバスで誕生日、趣味などから生徒を当てるゲームが行われ「好きなこと、ユーチューブとボクシングって言った瞬間にバスの中が『うおぉぉ!』ってなって、みんな一斉に『ゆたぼーん』って言っとった」と腕を組みながら「いやぁ、あれすごかったなあ」と悦に入った。

これまで「自分がやりたいっていう時が一番楽しめるし、一番いいタイミング」と持論を展開してきた。充実した初通学に「俺の言う通りやったわ」と満足げに語った。今後については「試しに行ってみて、なかなか楽しそうやったかったから学校に行きたい時は行こうと思っている」とした。

ゆたぼんは「子どもは学校に行く権利はあるけど義務はない。親もそう!」と、中学初登校で信念を強くした。「親も子どもが学校に行きたいって言ったら行かせる義務はあるけど、子どもが学校に行きたくないって言っているのに無理矢理行かせる義務はないねん!」と声高に主張していた。

(よろず~ニュース編集部)

© 株式会社神戸新聞社