ジャニーズ会見 東山「人生これほどの落胆はなかった」井ノ原「裏の顔が怖かった」 ジャニー氏性加害知った時の思い問われ 

ジャニーズ事務所は7日、創業者のジャニー喜多川氏(2019年死去)の性加害問題を受け、都内で会見を開いた。藤島ジュリー景子氏(59)は「ジャニーズ事務所といたしましても、私、藤島ジュリー景子個人といたしましても、ジャニー喜多川に性加害があったものだと認識しております」と謝罪し、5日付で社長を辞任したことを明かした。

新社長に就任した東山紀之(56)は「今後はこの事実に真摯に向き合うため、私は年内をもって表舞台から引退します」と、タレント引退を表明。ジャニー氏の行為を「人類史上最も愚かな行為。あの方は誰も幸せにしなかった」と断罪した。

会見には、ジャニーズアイランド社長の井ノ原快彦(47)も出席した。記者団から、ジャニー氏の性的嗜好(しこう)を知った時の思いを問われた東山は「信じていましたし、僕自身は喜多川氏に会ってこの世界に入りました。自分の人生でこれほどの落胆はなかった。自分の本当に根本であったものが、すべてなくなった思いでした。こういう思いをさせないことが大事なのかなと思います」と語った。

井ノ原も「ジャニーさんやメリーさんにいろんなことを教えてもらいました。でも、あの顔と、裏の顔があるということが僕は怖かった。当時はうわさレベルや仲間内で『マジかよ』って話もしながら、一日も早く自分のレベルを上げたいと思っていた。今ではとてもショックです。『何してくれたんだよ』って。いい加減にしてくれと。同じ思いはさせたくない」と言葉を絞り出した。

(よろず~ニュース編集部)

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