【台風13号】浸水、土砂崩れ 住民ら片付けに追われる 茨城

浸水被害を受け、後片付けに追われる商業施設の従業員=高萩市

台風13号による大雨から一夜明けた9日、茨城県内の被害が明らかになっている。日立市の宮田川や高萩市の関根川が越水、北茨城市で土砂崩れが多数発生した。民家や商業施設、病院に流れ込んだ泥水をかき出すなど、各地で復旧作業が始まった。

日立市の常磐自動車道日立中央インターチェンジ(IC)近くの土砂が崩れ、車両が一時取り残された。同IC近くの宮田川が越水し周辺の民家が浸水、住民は朝から泥だらけの家具を運び出すなど後片付けに追われた。市役所は8日夕、近くの川があふれて地下に浸水。電力設備が水に漬かった影響で電源を喪失し、災害対策本部を市消防本部に移し、対応を続けている。

高萩市は関根川が越水し、民家や商業施設に泥水が流れ込んだ。商業施設では従業員が慌ただしく復旧作業に当たった。

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