ホーバークラフト1番機お披露目 大分、砂浜滑り込む船体

納入式で、大分市の海岸に上陸する「ホーバークラフト」=9日午前

 大分空港―大分市間で2024年に就航予定の水陸両用の乗り物「ホーバークラフト」の新造船納入式が9日、大分市の海岸で開かれ、青い星などを白い船体にあしらった1番機が海上から砂浜に滑り込む様子を参加者に披露した。

 納入式には、船体を所有する大分県の佐藤樹一郎知事ら約30人が出席。1番機は午前11時過ぎに姿を現し、海上で旋回。難なく砂浜に上がり快走してみせると拍手で迎えられた。

 船内を見学した佐藤知事は「窓が大きく、景色が楽しめる」と笑顔を見せた。建造を担った英国の造船企業幹部は「ホーバーが大分の観光とビジネスに付加価値を与えると確信している」と語った。

新造された「ホーバークラフト」の納入式で写真に納まる大分県の佐藤樹一郎知事(左から2人目)ら=9日午前、大分市

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