ヴィッセル、新戦力MFマタら実戦形式トレーニングで汗 主力組で連係確認 ファン会員も熱視線

神戸加入後、初のゲーム形式の練習で主力組に入ったマタ(左)とベーチェイ

 J1神戸は9日、神戸市西区のいぶきの森球技場でファンクラブ会員向けに練習を公開した。ともに新加入の元スペイン代表マタ、ハンガリー代表ベーチェイの両MFも汗を流し、実戦形式では主力組に参加。ベーチェイは「コンディションも上がってきた。ゲームを待つだけ」と早くも手応えを口にした。

 マタはトップ下に入り、ベーチェイは山口とボランチを組んだ。給水時間には、マタと1トップの大迫が話し込む姿が見られ、マタは「戦術的なところ。お互いに早く理解できるように」と説明。大迫が落としたセカンドボールの回収のほか、アタッキングサード(ゴールまでの3分の1のエリア)での攻撃プランを練り始めたという。

 また、陣容の印象も語り「テクニックがあり、インテンシティー(強度)もある。何より練習に打ち込む姿勢が気に入った」と笑みを浮かべた。

 新戦力2人の実戦参加はこの日が初めて。吉田監督は「徐々にフィットしてくる」と話す一方、16日に控える広島戦の起用については「練習を見ていかないと」と言及を避けた。(有島弘記)

© 株式会社神戸新聞社