リニア中央新幹線をめぐる静岡県の水問題 大井川流域市・町トップとの2年ぶりの意見交換会

リニア中央新幹線のトンネル工事をめぐり、JR東海は9月9日、静岡県の大井川流域の市や町のトップとの意見交換会を開き、改めて、地域の意見に寄り添う姿勢をみせました。

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JR東海と大井川流域の10の市や町のトップとの意見交換会は2年ぶり2回目です。9日午後、静岡市葵区で開かれ、JR東海からは2023年4月に就任した丹羽俊介社長が参加しました。

JR東海は、トンネル工事に伴い静岡県外に流出した水を戻す「田代ダム案」について、ダムを管理する東京電力側との交渉の状況を報告しました。市や町からは、協議がまとまっていないことや情報発信の少なさを指摘されたということです。

<JR東海 丹羽俊介社長>
「さほど遠くない時期に皆様に、取水抑制の方法等について、説明の機会をもうけさせていただきたい」

また、市や町は事務方レベルでのJR東海との意見交換を提案し、丹羽社長は「賛同したい」と答えました。

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