9月9日は「救急の日」 救急医療の理解深めるイベント開催

 9月9日は語呂合わせで「救急の日」です。宇都宮市の保健所では、救急医療への理解を深めてもらおうという催しが開かれました。

 この催しは救急医療について正しく理解し知識を深めてもらおうと、9月の救急の日と救急医療週間に合わせて宇都宮市などが毎年開いているものです。

 イベントでは、救急医療の第一線で活躍する済生会宇都宮病院救命救急センター長の小倉崇以さんなどのトークショーが開かれたほか、親子による心肺蘇生法などの講習会が行われました。

 参加者は胸を押す強さやテンポについて講師から手ほどきを受けながら、救命救急を早く行うことで救える命があることを学んでいました。また、子どもたちは脱水状態のカラダに必要な経口補水液作りに挑戦したり普段は見られないドクターカーなどの特殊車両に乗ったりして、救命救急に携わる人の仕事を学んでいました。

 宇都宮市消防局によりますと市内で2022年1年間に救急搬送された19,875人のうち、4割に当たる人が実際には入院を必要としない軽症者でした。本当に救急車を必要とする人に適切な救命措置が施せるよう治療を受ける側の私たちの心がけや症状の見極めも大切といえそうです。

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