大雨に伴い常磐自動車道日立北インターチェンジ(IC)-日立南太田IC間などが通行止めとなった影響で、茨城県日立市内は9日、国道6号や同245号などで激しい渋滞が終日続いた。
日本道路交通情報センターによると、同市の国道6号の上りでは、大久保、金沢地区で約10キロの渋滞が発生、下りでは田尻、小木津地区で混雑。国道245号でも渋滞が見られた。
同市内では平日朝夕に渋滞が見られるが、それを上回る規模で、同センターは「常磐道の通行止めが大きく影響した」と分析した。両IC間では大雨の影響でのり面が崩れ、上り線は午後5時に通行止めが解除されたが、下り線は通行止めが続いている。
JR常磐線は、勝田-いわき駅間の自治体で、避難指示などが出たことで、線路の点検に着手できない状況が続いた。
同県ひたちなか市のJR勝田駅では午前、運転再開を待つ利用者の姿が多く見られた。仕事で同市を訪れていた埼玉県草加市の30代女性は「福島市に行こうと、朝6時から待っている」と疲れた様子で話した。