コウチーニョがカタールへ。アル・ドゥハイルへ1年間のレンタル移籍

写真:アル・ドゥハイルへの期限付き移籍が正式発表されたコウチーニョ

元ブラジル代表フィリペ・コウチーニョがカタールのアル・ドゥハイルへのレンタル移籍での加入が決まった。契約期間は2024年6月までとなり、背番号は「9」に決定している。

2018年1月にはリヴァプールからバルセロナへ1億3500万ユーロ(当時のレートで約180億円)と破格の移籍金で取り引きされるほど評価の高い選手であり、欧州の主要4リーグ(イングランド、スペイン、イタリア、ドイツ)でゴールを決めた、9人目の選手となったコウチーニョ。

移籍市場専門サイト『Transfermarkt』によると、バルセロナへの移籍後からコウチーニョの市場価値は低下していった。そのデータが示すように、攻撃的な選手に求められるゴールやアシスト数も年々減少傾向にあった。

2022年1月にバルセロナから半年間のレンタルでアストンヴィラに加入すると、リヴァプール時代のチームメートだったスティーヴン・ジェラード監督(当時)のもとで輝きを取り戻し、シーズン終了後には完全移籍での加入を勝ち取る。しかし、2022ー23シーズン途中にジェラード監督が解任されて以降、出場機会は激減し、1年を通してわずか1ゴールと全くいいところを見せられず昨シーズンを終えた。

新天地として決まったアル・ドゥハイルは昨シーズンにカタール・スターズリーグ王者に輝き、9月18日に開幕を迎えるAFCチャンピオンズリーグへの出場が決定している。果たしてコウチーニョはチームをリーグ連覇、そしてAFCチャンピオンズリーグ制覇に導けるだろうか。

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