新潟県の統計調査員が長岡市内で調査員証を紛失 「かたり調査」に悪用される恐れ、県が注意呼びかけ

 新潟県は9月9日、県が任命した70代の男性統計調査員が長岡市内で統計調査員証と立入検査証を紛失したと発表した。統計調査を装って銀行口座の番号などの個人情報を聞き出そうとする「かたり調査」に悪用される恐れがあり、県は注意を呼びかけている。

 新潟県統計課によると、調査証などは全国で5年ごとに実施している「住宅・土地統計調査」に使われており、調査員の氏名や顔写真、調査員証番号などが記載されている。調査員は9月6日の調査終了時点では調査証を身に付けていたが、7日午後、再び調査に出る際に紛失に気付いた。

 新潟県統計課は「調査でクレジットカード番号を聞くことや書類に押印を求めることはない。不審な場合は県統計課や市町村に連絡してほしい」としている。

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