「あまりの揺れで外へ」 モロッコ訪問中の石川・白山市長

地震の被害に遭ったモロッコ中部マラケシュの市街地=9日(Jana Meerman提供・ロイター=共同)

 マグニチュード(M)6.8の地震が起きたモロッコを訪れている石川県白山市の田村敏和市長(66)は9日午前、白山市の自宅に電話で「あまりの揺れでホテルの外に出た」と地震の様子を伝えた。妻の幸子さん(63)が明らかにした。

 幸子さんによると、午前7時半ごろ電話があり「ホテルの部屋にいたが、あまりにも揺れたのでいられなくなってホテルの外に出たらたくさんの人がいた」と話していたという。

 田村市長は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界ジオパーク国際会議に出席するため、中部マラケシュにいた。市長も同行者もけがはないという。幸子さんは「けががなくてほっとしている」と話した。

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