サウジ、原油需要に対応 首相、増産へ期待感

サウジアラビアのムハンマド皇太子(右)と会談する岸田首相=9日、インド・ニューデリー(内閣広報室提供・共同)

 【ニューデリー共同】岸田文雄首相は9日、訪問先のインドで、サウジアラビアのムハンマド皇太子と会談した。ムハンマド氏は原油生産に関し「サウジとして、能力の増強を含め、世界の需要に応える」と強調した。日本外務省が発表した。

 首相は「さらなる増産を含め、引き続き世界の原油市場の安定化を主導する役割を期待する」と述べた。

 ムハンマド氏は、岸田首相による7月のサウジ訪問の成果を踏まえ、両国間の協力強化に意欲を示した。

G20サミットに臨む岸田首相(中央)=9日、インド・ニューデリー(代表撮影・共同)

© 一般社団法人共同通信社