カラスコ弾で逃げ切ったベルギーがグループ首位に浮上!【ユーロ2024予選】

[写真:Getty Images]

ベルギー代表は9日、ユーロ2024予選グループF第5節でアゼルバイジャン代表と対戦し1-0で勝利した。

ここまで2勝1分けでグループ2位に位置するベルギーが、最下位に沈むアゼルバイジャンのホームに乗り込んだ一戦。

ケビン・デ・ブライネとティボー・クルトワの2枚看板をケガで欠くベルギーは、[4-3-3]の布陣を採用。GKにカスティールス、DFは右からカスターニュ、ファエス、ヴェルトンゲン、テアテ。中盤はアンカーにオナナ、インサイドハーフにティーレマンス、トロサールを起用。3トップはバカヨコ、ルカク、カラスコが並んだ。

ベルギーは開始早々の5分、ロングパスをボックス内でボールを収めたルカクの落としから走り込んだトロサールに決定機が訪れたが、シュートは左ポストに弾かれた。

対するアゼルバイジャンは、7分にボックス横でボールを奪ったシェイダエフのパスをボックス左で受けたダダショフがチャンスを迎えたが、シュートはGKカスティールスのセーブに防がれた。

その後は主導権を握るベルギーが攻勢を続けるが、アタッキングサードでの精度、アイデアを欠いて決定機まで持ち込めない。すると32分、アゼルバイジャンに左サイドを突破されると、シェイダエフのクロスからダダショフにヘディングシュートを許したが、これもGKカスティールスの好セーブに救われた。

守護神の好守に応えたいベルギー攻撃陣は38分敵陣中盤でボールを奪取したバカヨコがペナルティアーク手前からミドルシュートを狙うと、ボックス内のカラスコにディフレクトしたボールがそのままゴールに吸い込まれた。

迎えた後半は1点を追うアゼルバイジャンが積極的な入りを見せたが、先に決定機を作ったのはベルギー。60分、ドリブルでボックス左から侵入したトロサールがシュートを放つと、相手GKの弾いたボールをカラスコが頭で詰めたが、これは枠の上に外れた。

その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指したが、拮抗した展開が続く。85分にはボックス左から侵入したドクがコントロールショットでゴールに迫ったが、これは相手GKの右手一本で弾き出した。

結局、試合はそのまま1-0でタイムアップ。カラスコのゴールで逃げ切ったベルギーが、3勝目を挙げてグループ首位に浮上している。

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