<レスリング>“二刀流”を目指したゲーブル・スティーブソン(米国)は世界選手権不出場へ…WWEとの契約がネックか?

▲“二刀流”でオリンピック2連覇を目指すはずだったゲーブル・スティーブソン(米国)だったが…

 

 プロレスとレスリングの“二刀流”でパリ・オリンピックを目指すことを明言していいた2021年東京オリンピックの男子フリースタイル125kg級王者、ゲーブル・スティーブソン(米国)が、今月16日から始まる2023年世界選手権(セルビア)に出場しないことになった。

 米国レスリング協会が報じた。理由は明らかにされていないが、米国のプロレス・メディアは一斉に「スティーブソンはWWEのロスター(名簿)から外された」「WWEの決定」などと報じており、“二刀流”が契約に違反した可能性は否定できないが、詳細は不明。

 スティーブソンは東京オリンピックで優勝し、その後、世界最大のプロレス団体WWEと契約してプロレスラーとしてデビュー。一方で、レスリングへの思いも捨てがたく、今年の全米選手権と世界選手権代表選考会「FINAL X」を勝ち抜いてセルビアのマットに立つ予定だった。

 同級は、「FILAL X」で2位だった2019年世界ジュニア(現U20)選手権優勝のメーソン・パリスが出場する。

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