キバナコスモス楽しんで イオックス・アローザでまつり開幕散居景観も満喫

山のテラスからの景色とブドウジュースを楽しむ関係者=南砺市のイオックス・アローザ

  ●「山のテラス」で魅力増

 第13回キバナコスモスまつりは9日、南砺市のイオックス・アローザで始まった。ゲレンデ約1万平方メートルに花が咲き誇り、家族連れが観賞した。ゴンドラ山頂駅(標高750メートル)には、グリーンシーズンの新しい魅力として山のテラスが完成し、利用者が砺波平野の散居村の景観などを楽しんだ。

 初級者向けのゲレンデには、オレンジ色の「サンセット」と黄色の「レモンブライト」の2品種が植えられている。

 家族5人で訪れた金沢市額の会社員重野雅大さん(38)は「残暑は厳しいが、きれいな花に秋の風情が感じられた」と話した。

 山のテラスは幅3メートル、長さ17メートルで、テラスとレストランを結ぶタイル風のコンクリートブロックの誘導路も設置された。日陰をつくる棚や約380平方メートルのドッグランもある。市の補助事業を活用し、総工費は1782万円。

 市や市議ら約20人が出席してオープニングセレモニーが行われた。運営会社「医王アローザ」の北島清社長が「ゴンドラのある県内唯一のスキー場で、テラスやレストランでくつろいでほしい」とあいさつした。水口秀治市議会議長らが祝辞を述べた。チューモク(南砺市)の澤田喜朗会長の発声で、ブドウジュースで乾杯した。

  ●写真コンテスト開催

 16日までキバナコスモスフォトコンテスト(富山新聞社後援)の作品を募集し、同日午前9時、午後1時半に写真教室が開かれる。なんとフォトクラブの片岸勉会長が講師を務める。

 まつりは10月9日まで。入場料は大人300円、小中学生100円、未就学児無料。ゴンドラは土日祝日に運行し、乗車料金は大人千円、小中学生650円。

キバナコスモスが咲き誇るゲレンデを散策する親子

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