高校生トップ選手 熱戦 茨城・水戸 バスケU18大会開幕

バスケットボールU18トップリーグ女子の桜花学園-聖和学園戦に出場した聖和学園の内田理香さん(右)=水戸市緑町

バスケットボールの18歳以下の国内最高峰リーグ「U18日清食品トップリーグ大会2023」の開幕戦が9日、茨城県水戸市緑町のアダストリアみとアリーナで行われた。高校生のトップクラスの選手が出場し、熱戦を繰り広げた。地元の小中高生やファンら約2千人が観戦し、大きな歓声と惜しみない拍手を送った。

トップリーグは昨年、競技力向上を目的として新設された。前大会や高校選手権、全国高校総体の成績などから選考された全国の強豪男女各8校が、9~11月に各地で総当たりのリーグ戦を行う。

初日は男女計4試合が行われた。茨城県チームの参加はなかったが、茨城県出身選手がコートに立った。鹿嶋市立大野中出身で茨城ロボッツU15チームでプレーした宮城・聖和学園高2年の内田理香さん(16)が先発出場。「来てくれた後輩たちの応援が力になった。もっと頑張りたい」と笑顔で話した。また、つくば市立谷田部東中出身で宮城・仙台大明成高2年のギバ俐希カトゥさん(17)は「高校入学後初めて地元で試合ができてうれしかった」と語った。

コート清掃のモッパーとして試合運営に携わり、間近で観戦した県立那珂高バスケットボール部の峯村萌さん(16)は「同じ高校生とは思えない技術や体格でレベルの高さを感じた。学んだことを生かしたい」と感想を話した。

10日は開幕戦の男女残り4試合が同アリーナで行われる。

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