池田龍雄の絵本の世界、ミュージカルで 9月16日、県立美術館ホール

劇団ショーマンシップのメンバー(提供写真)

 伊万里市出身の前衛画家・故池田龍雄さんの絵本をテーマにしたミュージカルが16日午後1時半から、佐賀市の県立美術館ホールで上演される。池田さんが挿絵を手がけた絵本「ないたあかおに」(偕成社)の世界を、歌あり踊りありのステージで伝える。入場無料。

 同書は1965年に発刊されたロングセラー絵本で、赤鬼と青鬼の友情を描く。ミュージカルは福岡市を拠点に活動する「劇団ショーマンシップ」が上演する。同劇団は時代劇からミュージカルまで幅広く手がけ、福岡市民文化活動功労賞を受けた。

 公演は同館が年に3回開く「あらかしコンサート」の一環で、6日開幕した回顧展「あそび、たたかうアーティスト 池田龍雄」にちなんで企画した。定員は400人で、事前申し込みは不要。問い合わせは県立博物館・美術館、電話0952(24)3947。(花木芙美)

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