きょう10日(日)の最高気温は、東京都心33℃、福島34℃、土浦(茨城)では35℃と猛暑日が予想されている。先日の台風13号による大雨で被害のあった地域でも危険な暑さとなるため、復旧作業は熱中症対策を十分にした上で行うようにしたい。
あす11日(月)以降も真夏のような暑さの続く所が多く、東日本の内陸ではまだ35℃以上の猛暑日が予想されている。9月中旬になっても、熱中症に厳重な警戒が必要だ。
東京都心 午前中から30℃超え
きょう10日(日)は午前中から晴れている所が多く、南からは暖かい空気も流れ込んでいる影響で厳しい残暑となっている。東京都心では午前9時に30.3℃を観測。今年に入って30℃以上の真夏日となったのは、これで78日目となり、2010年の71日間をさらに上回って過去最多記録を更新している。
午後も関東や北日本を中心に力強い日差しが届き、さらに気温が高くなる見通し。最高気温は東京都心で33℃、福島34℃、土浦(茨城)・熊谷(埼玉)は35℃と猛暑日が予想されている。先日の台風13号による大雨で被害のあった地域でも危険な暑さとなるため、復旧作業は熱中症対策を十分にした上で行うようにしたい。
なお、熱中症警戒レベルは沖縄から北海道にかけて「厳重警戒」の所が多いため、全国的にも万全な熱中症対策が必要だ。
あす以降も真夏並み蒸し暑さ続く まだ猛暑日も
あす11日(月)以降も沖縄から東北の広い範囲で、最高気温は30℃以上の真夏日が続く見通し。東京は晴れる日が多く、さらに過去最多の真夏日日数を更新しそうだ。
なお、熊谷(埼玉)や岐阜など東日本の内陸では、この先も35℃以上の猛暑日が予想されている。9月中旬になっても真夏のような蒸し暑さとなるため、熱中症への厳重警戒を続けた方がよさそうだ。
暑さを避け、周囲と声を掛け合って、こまめに水分や休憩を取るようにしたい。
熱中症の疑いがある場合の対応例
万が一、自身や周囲で熱中症の疑いがある場合はどうしたらよいのか。環境省によると、もし「めまい」「吐き気」「高い体温」や「意識の障害」など体に異常が生じた場合、すぐに風通しのよい日陰、できれば冷房の効いている室内などに移動する必要があるとしている。その後、衣類をゆるめて体を冷やし、水分・塩分を補給するといいそうだ。
また、改善しない場合はすみやかに医療機関を受診し、意識がない場合やまっすぐ歩けない場合などは救急車を呼び、到着までの間は積極的に体を冷やすよう呼び掛けている。
(気象予報士・鈴木悠)