原英莉花が米ツアー予選会にエントリー「困難を乗り越える」

原英莉花が米ツアー予選会にエントリー(撮影/中野義昌)

◇国内女子メジャー◇日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 最終日(10日)◇パサージュ琴海アイランドGC(長崎)◇6755yd(パー72)◇晴れ

国内メジャー2勝を含むツアー4勝の原英莉花が、10月に行われる2024年の米ツアー出場権をかけた2次予選会(Qスクール・ステージ2/10月17日~20日、フロリダ州プランテーションG&CC)へのエントリーを3週間前に済ませたことを明かした。

ことし4月にも挑戦する意向を示していた。「腰の状況もあって断念していたけど、今回の手術を経て、逆に困難なことがあっても何か道はあるし、乗り越えていけると思ったので挑戦を決意した」。持病の腰痛が悪化して5月17日にヘルニア摘出手術を受け、8月の「北海道meijiカップ」からツアーに復帰した。

10月10日時点で世界ランキング75位以内に入っていれば最終予選会(Qシリーズ/11月30日~12月5日)から出場できるが、原は9月4日付のランキングで190位。2次からの出場が濃厚となっている。

今季国内メジャー2戦目の最終日は「69」(撮影/中野義昌)

2020-21年シーズンのメジャー2勝で得た5年シード(31年シーズンまで行使可能)を保持していることは今回の決断とは関係ないことを強調。予選会前週に行われる国内ツアー「富士通レディース」、同週の「マスターズGCレディース」は欠場する。

復帰5戦目の最終日は6バーディ、1ボギー1ダブルボギー「69」で回り、通算1アンダーで4日間を終えた。「予選ラウンドが良くなかった(59位)だけに、まあまあな上がりで終えられた。予選を通って、順位がついただけでもありがたかったです。来週から頑張ります」と話し、コースを後にした。(長崎市/内山孝志朗)

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