茨城県は10日、熱帯低気圧に変わった台風13号に伴う大雨による県内の被害状況を発表した。午後1時現在、浸水被害は計450棟超に増えた。新たに高萩市で軽傷1人が確認され、人的被害は死者1人負傷者1人となった。土砂崩れにより常磐自動車道の日立南太田-日立北インターチェンジ(IC)間は下り線で通行止めが続いている。
住宅被害は床上浸水が7市村で247棟、床下浸水が9市町村で204棟。床上浸水は北茨城市で131棟、高萩市で107棟、床下浸水は高萩市で112棟、北茨城市で51棟など。そのほか日立、高萩、北茨城3市の高齢者施設各1カ所で床上浸水が確認された。高萩、北茨城両市の計2カ所の避難所に7人が避難している。
一般道路は土砂崩れがあった高萩市安良川の国道461号など計8路線で通行止めとなっている。
日立市の土砂崩れに伴い、災害派遣されていた陸上自衛隊は任務を終え、10日午前に撤収した。