【高校野球 秋季神奈川県大会】横浜が初戦突破 立花学園相手に苦しい試合運び 杉山、緒方が抜けた新チーム

堅実な守備と打撃でアピールした横浜の松本=横須賀スタジアム(藤江 広祐写す)

◆横浜7-2立花学園

 初戦で立花学園とぶつかった横浜は、二回に相手の内野安打や死球を足がかりに一挙5得点。ただ、中盤以降は相手左腕を打ちあぐねる苦しい展開に、村田浩明監督(37)は「秋は難しくなると選手たちにも伝えていた。押された後半に押し返せなかった」と反省を口にした。

 掲げるのは「打ち勝つチーム」。一、二回ともに無死一塁の場面で犠打をせず、試合後半はヒットエンドランを多用。ベンチから「5点差、5点差」との声も飛び交った。しかし、六~八回は得点圏に走者を置くも1点止まりで、村田監督も「バントよりも、バットを振らせてきた。もう少し打ってほしかったのが本音」と漏らした。

 1年時から中心で引っ張ってきた左腕杉山や遊撃緒方が抜けて始まった新チーム。エースナンバーを付けた青木朔は3回2/3を無失点に抑え、自ら先制の2点適時打も放った。

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