MAMAMOO ファサ 学園祭の〝19禁パフォーマンス〟で告発、警察から調査を受けていた

大学の祝祭イベントで〝19禁パフォーマンス〟を行い、賛否が巻き起こっていたMAMAMOO(ママム)のファサが、警察から呼び出しを受け調査を受けていたことが明らかになった。

聯合ニュースをはじめとする複数の韓国メディアによると10日、ソウル城東(ソンドン)警察署は、8月末に被告告発人の身分でファサを呼び出し調査を実施。当時披露したパフォーマンスの意図などを聞いたという。

ファサは5月12日、tvN「ダンス歌手流浪団」の一員として成均館(ソンギュンガン)大学人文学部キャンパス祭のステージを飾った。問題となったのは、彼女がラッパーのロコと披露したステージで、片手を舌でなめる動作をした後、その手を体の一部に当てたシーンだ。番組で該当部分は放映されなかったのだが、ファンが撮影した、ファサのフォーカス映像がSNS上で拡散され、「みだらな動作だった」いう反応が浮上。当時オンラインコミュニティーで物議をかもしていた。

事態が広まると、学生保護者人権保護連帯は「ファサの行為は、目撃した大衆に羞恥心と嫌悪感をもたらすのに十分なものだった」と、ファサを警察に告発。警察は、告発人とファサを順番に呼び出して調査し、制作会社などから関連資料を取り寄せ、問題のパフォーマンスが刑事処罰対象であるか否かを検討中だという。そして近日のうちに、送検の可否を決める方針だ。

不特定多数が見ることのできる場所で、わいせつな行為をした場合、公演わいせつ罪が適用され、1年以下の懲役または500万ウォン(約50万円)以下の罰金、こう留または科料処罰を受ける。

最近ファサは、YouTubeチャンネル「ソン・シギョン」に出演。該当議論について胸の内を明かした。

「MAMAMOOでアメリカ大陸ツアーに行ったが、アメリカに到着した日に、カカオトーク(メッセンジャーアプリ)がたくさん来た。〝何かが起きたんだ〟と思い、本当に祈るような気持ちでメッセージを開いた」「私のステージパフォーマンスが議論になったと分かり最初は〝あ、そうなんだ〟程度だったが、悪質コメントの量が本当に(多かった)。私は元々悪質コメントを気にしないタイプだが、今回は少しつらかった」と正直な思いを口にする。

そして「ニューヨーク公演からツアーが始まったが、気持ちの整理がつけられないままステージに立った」「それで、公演が終わるなり涙が出てきた。ホテルに戻って、メンバーとエレベーターに乗った時に帽子をかぶっていたけど、涙が滝のように止まらなかった。あの時、今年で一番泣いた気がする」と振り返った。

わいせつ性に対しての法的判断は、時代の変化や行為の意図・脈絡により流動的であるため、ファサの処罰可否が注視される。

(よろず~ニュース・椎 美雪)

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