今まで食べてたかまぼこは何だったの?山口土産「新川<しんせん>」で目覚める【編集部ブログ】

TABIZINE編集部員が、取材先やプライベートで気になった小ネタをお届けする編集部ブログ。今回は、山口県のお土産として買ってみた宇部かま「新川<しんせん>」をご紹介します。かまぼこのおいしさに目覚めるきっかけになった、誰もが認めるそのおいしさとは? そして何より、ストローのような棒がぐるりと筒状に巻かれているんです。これが面白い!

TABIZINE編集部の山口です。

これまでかまぼこは、1年に1度おせちに入っているものをいただくくらいで、意識して食べてこなかった食材でした。しかし地元の方に「絶対おいしいから!」とすすめられて買ってみたら……!!

山口県の名産品 宇部かま「新川」とは?

日本テレビ「ヒルナンデス!」をはじめ、数々のテレビ番組でも紹介され、全国観光土産品連盟 推奨状受賞(平成15年)など各種賞も受賞するかまぼこ、宇部かま「新川(しんせん)」。

最大の特長は、かまぼこにストローが筒状に巻かれていること。なんだか、わら納豆を思い起こします。そう、元は使われているのも麦わらストローだったのです。

ですが、麦わらの安定供給が困難になり、2022年11月から生分解性バイオマスプラ素材のストローに変更となりました。

ストローを1本ずつ剥がす面白さ

このストローを1本ずつ剥がしていくのが面白い。両手でかまぼこを数回ひねると剥がれやすくなります。

巻くときも1つ1つ手作業なのだそう。そう思うと、剥がす作業にも丁寧な気持ちが宿ります。

純白の断面に見惚れ、足(弾力)に驚く

ストローを剥がし終えて、新川をカットしてみました。純白の断面は、雪の結晶のように美しい。主な原料は生のエソという魚。エソは地場でとれる魚で味がよく、鮮度が命なのだそう。

ストローに包まれていた部分がギザギザになっていて、独特のたたずまいのかまぼこに仕上がっています。みるからにプリプリしていて、おいしそうです。

それでは、噂の新川をいただいてみます。まずはそのままパクリと。うーん! すごい弾力! この「歯ごたえ」と「弾力」がかまぼこのおいしさの秘訣と言われるのだとか。麺でいえば「コシ」。かまぼこでは「足(あし)」と呼ばれ、『かまぼこは足(弾力)が命』といわれるほど。

そして食感だけでなく旨味も濃く、食べた後の余韻が長い。かまぼこに余韻を感じたのは初めてです。

わさび醤油でもおいしくいただけましたが、この風味は何もつけずそのままの味わいを堪能したいな、と感じました。

印象深い味わいですが、決して主張が強いわけではなく、どこまでも上品。幅広い世代の方に喜ばれる山口県のお土産としても、自信を持っておすすめできます!

新川(しんせん)

918円

賞味期限11日間

https://www.ubekama.co.jp/item/kamaboko/shinsen.html

※新川は通常生分解性ストローを使用しておりますが、入手困難な際は別の素材に変更になる場合がございます、ご了承ください。

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