日本、チリ下し白星発進 42―12、ラグビーW杯

日本―チリ 後半、トライを決め喜ぶ中村亮(中央)=トゥールーズ(共同)

 【トゥールーズ(フランス)共同】ラグビーのワールドカップ(W杯)フランス大会第3日は10日、南西部トゥールーズで1次リーグD組が行われ、日本が初戦でチリを42―12で下し、白星発進した。計6トライを奪い、4トライ以上に与えられるボーナス点1を含め勝ち点5を獲得した。W杯初戦で勝つのは3大会連続。

 B組で2大会連続4度目の優勝を狙う南アフリカはスコットランドを18―3で下し、勝ち点4を挙げた。C組ではウェールズがフィジーを32―26で退け、勝ち点5とした。フィジーは同2。

 日本は0―7からA・ファカタバ(BR東京)とナイカブラ(BL東京)がトライを挙げて逆転。前半終了間際に再びA・ファカタバがトライを奪った。後半もリーチ(BL東京)や中村(東京SG)らがトライを挙げ、初対戦だったW杯初出場のチリを突き放した。日本のW杯の通算成績は9勝2分け23敗。

 10大会連続出場で自国開催だった前回大会で初めて8強入りした日本は、ナンバー8で先発予定だった姫野主将(トヨタ)が欠場した。

日本―チリ 前半、チャージにいくA・ファカタバ。右は稲垣=トゥールーズ(共同)
ラグビーW杯1次リーグB組、スコットランド戦での南アフリカのラインアウト=10日、マルセイユ(ロイター=共同)

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