リヴァプールが「夏の補強締切日」に獲得した有名選手7名

今夏は最後にバイエルン・ミュンヘンからライアン・フラーフェンベルフを獲得することに成功したリヴァプール。

今回はリヴァプールがこれまで行ってきた「夏の移籍締切日で補強した選手」を7名ピックアップしてみた。

アレックス・オックスレイド=チェンバレン

加入元:アーセナル

現在:ベシクタシュ

アーセナルとの契約がのこり一年になっていたオックスレイド=チェンバレンは、2017年夏の移籍マーケット最終日にリヴァプールへとやってきた。その移籍金は3500万ポンドであった。

アンフィールドで輝かしいキャリアをスタートさせたかと思われたが、彼は2018年4月に前十字靭帯を断裂する大怪我を負ってしまい、数ヶ月の戦線離脱を余儀なくされた。

2019-20シーズンには完全なフィットネスを取り戻してUEFAスーパーカップ、クラブワールドカップ、プレミアリーグの優勝に貢献したものの、それが彼にとってのピークとなっている。

ママドゥ・サコ

加入元:PSG

現在:モンペリエ

2013年夏に1800万ポンドの移籍金でパリ・サンジェルマンから加入したフランス代表DF。アンフィールドでは有望なデビューシーズンを過ごし、2016年にはヨーロッパリーグ決勝進出にも重要な役割を果たした。

ただその後ドーピングの問題でセビージャとの決勝には出場できず、その後数々のトラブルで懲戒処分を受けてしまい、最終的には2017年にクリスタル・パレスへと2600万ポンドで売却されている。

ティアゴ・イロリ

加入元:スポルティング

現在:無所属

2013年夏の移籍マーケットにおいて意外な獲得でもあったティアゴ・イロリ。まだスポルティングでもそれほど実績を持っていなかったセンターバックであったが、リヴァプールはその才能を見込んで700万ポンドで獲得した。

しかしながら、イロリはトップチームでの出場は3試合のみで、ローン生活を送った後に2017年1月のマーケットでレディングへと完全移籍した。

ヴィクター・モーゼス

加入元:チェルシー

現在:スパルタク・モスクワ

ママドゥ・サコやティアゴ・イロリとともに2013年夏のマーケット最終日に獲得されたヴィクター・モーゼス。チェルシーからのローン移籍という形で加入した。

デビュー戦ではゴールを決める活躍を見せたものの、先発出場はわずか9試合に終わった。それは若きラヒーム・スターリングが台頭してきたからでもある。

クレイグ・ベラミー

加入元:マンチェスター・シティ

現在:解説者

2011年夏にマンチェスター・シティとの契約が満了で退団した悪童ベラミー。フリーでリヴァプールへの加入に成功し、ケニー・ダルグリッシュ監督の下でチャンスを与えられた。

公式戦37試合に出場して9ゴールを決めるという結果を残し、リーグカップ優勝やFAカップ決勝進出に貢献。ただその所属は1年のみで、ゴルフクラブでヨン・アルネ・リーセを襲撃するというトラブルも発生。1年でカーディフへと移籍していった。

ポール・コンチェスキー

加入元:フラム

現在:指導者

ロイ・ホジソン監督が率いるフラムで2010年にヨーロッパリーグ決勝に進出し、その献身的で情熱的なスタイルと個性的なルックスで輝きを放った左サイドバック。

ホジソン監督とともにリヴァプールへとやってきたが、その夏に獲得した7名の選手はほとんど当たらず、コンチェスキーも公式戦18試合のみの出場に。後半戦はノッティンガム・フォレストに貸し出され、そのままレスター・シティへ移籍した。

2017年からはアマチュアでプレーしながら指導者として活動し、ウエストハムのアカデミーや女子チームで監督を務めた。

アルベルト・リエラ

加入元:エスパニョール

現在:NKツェリェ監督

2008年夏の移籍マーケット最終日にエスパニョールから800万ポンドで獲得したスペイン人MF。リヴァプールへとやってきてからいきなりマンチェスター・ユナイテッド戦でデビューし、勝利に貢献した。

その後も活躍を見せたものの2010年にラファエル・ベニテス監督の戦術を批判したことによってクラブ内で出場停止処分を受け、2010年夏のマーケットでギリシャのオリンピアコスへと放出されている。

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引退後はガラタサライのアシスタントコーチを経てスロベニアに渡り、オリンピア・リュブリャナとNKツェリェで監督を務めている。

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