<レスリング>男子選手数は横ばい、女子は50人減少…全国高体連・登録者数

▲今年のインターハイ。少子化の中で、高校レスリングの競技人口は健闘している

 

 全国高校体育連盟は9月10日までに、令和5年度の各競技の登録者数を発表。レスリングは1,951人(男子1,722人・女子229人)が登録しており、昨年の2,003人(男子1,724人、女子279人)から52人減少となった。男子の登録者数はほとんど変わらなかったが、女子の登録者数が50人、減っている。

 学校数では、男子が昨年235校あったのが230校へ、女子は112校が105校へと、それぞれ減少。昨年、女子選手が一人もいない都道府県は愛媛県長崎県の2県で、今年度は長崎県が「0」を脱した。しかし、大阪府が「0」となり、女子不毛の地は2府県のまま。

 登録者数が最も多いのが、全体・男子とも宮崎県で、全体が94人、男子は79人。女子の最多登録は東京都で23人となっている。

 全競技の登録者数は110万6,272人(男子70万4,556人・女子40万1,716人)だったのが、今年度は106万5,741人(男子68万7,310人、・女子37万8,431人)へ。減少率は3.66%。レスリングの減少率2.59%、特に男子の0.11%は、健闘していると言えよう。

《令和5年度/全国高体連・競技別登録者数》

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